フィリピン留学コラム

パラワン島の魅力とは?どれくらいで行けるのか

アメリカ大手旅行雑誌にて、「世界で最も美しい島」No.1や「世界リゾート」No.1に何度か選ばれたことのある魅力たっぷりの島、パラワン島。
フィリピンの南西部にあり、ミンドロ島とボルネオ島(マレーシア)の間にまたがる極端に長細い島です。
透明度の高い美しいビーチはもちろんのこと、人があまり訪れていない大自然こそがパラワン島の魅力です。
日本からマニラへは約4~5時間、マニラからは1時間前後で行くことができます。

パラワン島の特徴

熱帯雨林・密林に覆われた高い山岳地帯が島の大半を占めています。
「フィリピン最後のフロンティア」などとも呼ばれる秘境で、生態系がよく残っており、エコツーリズムの対象にもなっています。
パラワン島で人々が集まっているのはパラワン州の州都でもあるプエルト・プリンセサという街です。21万人の人が暮らしており、海岸沿いではダイビングなどのリゾート産業が発展しました。
パラワン島は透明度の高い海が特徴ですが、景色の最大の特徴は「ラグーン」と呼ばれるサンゴ礁や石灰岩に囲まれた海が数多くあることです。このパラワンのラグーンは黒い石灰岩で形成されおり世界でも珍しく、これによって空や海がより明るく鮮やかに見えます。

広大なジャングルを持ちながらも、自然界を抜けると、ショッピング施設やお土産屋さんなど市場も多くあり、リゾートらしい島となっていますが、観光客も少なく、日常の喧騒を忘れてただただのんびりと過ごせる場所です。

パラワン島の魅力

世界遺産にも登録されているプエルト・プリンセサ地底河川国立公園やトゥバタハリーフ国立海洋公園があり、透明度抜群の美しいビーチはもちろんのこと、ダイビングや、シュノーケリングなどのマリンスポーツも人気です。
気候は1年を通じて温暖で、台風も少なく安定しています。
島の北部には、代表的なリゾート地「エル・ニド」があります。数多くの種類の熱帯魚やサンゴ、そして絶滅のおそれのあるウミガメが棲息し、豊かな海洋環境を感じることができます。

おすすめの観光スポット

エル・ニド

パラワン島の北部に位置するのは、最後の秘境と呼ばれるエル・ニド。
1島まるごとリゾートになっている世界中の旅行者の憧れの地です。高く切り立った大理石でできた数十の島々の景観と、美しい白砂のビーチで知られており、周囲に点在するリゾート・アイランドへの発着港でもあります。
沖に行く程にエメラルドブルーのグラデーションが濃くなる透明度の高い海はとてもきれいです。

トゥバタハ岩礁自然公園

フィリピン諸島の南西にあるパラワン島の東の岩礁と珊瑚礁を保護する目的で設置されたのがトゥバタハ岩礁海中公園です。1993年、フィリピン初のユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録され、2009年に登録範囲を拡大し、トゥバタハ岩礁自然公園となりました。
ダイビングやシュノーケル好きな方にはおすすめの場所となっていますが、この地域は強い季節風が吹き荒れる場所ともなっており、船が出せるシーズンは波が穏やかで風が落ち着く3~6月に限られます。

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園

パラワン島の洞窟内に流れる地下川を保護する目的で指定された国立公園で、世界的にも珍しい地底河川が流れる鍾乳洞となっています。
1999年にはユネスコの世界遺産にも登録された場所であり、セントポール山の地下鍾乳洞から南シナ海につながるこの川は、全長約8.2キロメートルと世界最長となっているのも特徴的です

おすすめのグルメ

名産はシーフードとカシューナッツ。
フィリピンの流通している99%のカシューナッツはパラワン産と言われており、ローストしたり揚げた製品が人気です。他にもカシューバターやカシューチョコレート、カシューワイン等もお土産屋さんには必ず売ってある商品です。
ベトナムの影響から麺のフォーもポピュラーです。昔、ベトナム移民が多くいた時代があり、その名残でいくつかのベトナム料理のお店があり、人気店もあります。

おすすめのアクティビティ

エルニドのアイランドホッピングがオススメです。
基本のツアーはA~Dの4種類で約1,200~1,400ペソ。
グーンや洞窟また無人島のような小さな島々をまわり、ビーチ遊びやシュノーケル、ランチ、散策、写真撮影などを楽しむことが出来ます。
世界中に綺麗な海はたくさんありますが、エルニドのような自然が創り上げた景観と同時に透明度の高い海でアイランドホッピングツアーを楽しめるのはここだけです。

ツアーAの内容

1番人気はツアーAのビッグラグーンコース。
ラグーン内にはレンタルカヤック(2人乗り350ペソ前後)でのみ入ることが許可されています。

ツアーBの内容

ツアーBはビーチメインとなっており、見どころは綺麗なビーチと潮の満ち引きのタイミングがベストだと島と島を結ぶ1本の道が表れるスネークアイランドです。他と比べると混雑度も軽減されたツアーでビーチが好きな人にはおすすめです。

ツアーCの内容

ツアーCは美しい島々とビーチ、シュノーケルポイントに連れて行ってくれます。

ツアーDの内容

ツアーDはたくさんのビーチを巡るツアー。日程と参加人数によって開催されない場合があります。

ジンベイザメシュノーケルツアー

パラワン島プエルトプリンセサの港からボートで出発し、ジンベイザメと一緒にシュノーケリングを楽しめるツアーです。ランチもついて2,000ペソ前後。
ジンベイザメは野生の為、4月から10月末までのシーズン限定となりますが、市内の港から出発して遠出が必要ないのでお手軽に利用できるツアーです。

アンダーグラウンドツアー

プエルトプリンセサから車で約2時間のサバンという場所にあるプエルト・プリンセサ地下川河川公園のセント・ポール山地の鍾乳洞内を流れる川の内部を巡るアクティビティとなります。
ランチブッフェも付いて2,200ペソ前後です。
現在は世界中から多くの観光客が訪れており、入場制限になるほど人気のツアーです。

パラワン島への行き方

パラワン島への行き方は、日本からはマニラorセブ島へ行って、その後プエルト・プリンセサかエルニドにフライトします。

日本から飛行機一本では行けない

日本からパラワン島への直行便はありません。

① マニラ空港経由

マニラまでは約4~5時間で、成田・羽田・大阪・名古屋・福岡からフィリピン航空、セブパシフィック、ジェットスターなどの航空会社いずれかを利用できます。
また、2018年にはフィリピン航空の新千歳(北海道)からマニラへの直行便が開設されました。

日本 ⇒ マニラ空港 ⇒ プエルトプリンセサ国際空港
一番メジャーな移動方法となります。
マニラからプエルトプリンセサ空港までは、フィリピン航空、セブパシフィック、エアアジアを利用できます。
マニラはターミナルが4つあり、ターミナル移動が必要な場合はシャトルバスを利用します。
また、乗換時間には余裕を持ちましょう。(3時間以上)

② セブ経由

セブまでは約5時間で成田・大阪・名古屋からフィリピン航空かセブパシフィックが利用できます。

日本⇒セブ(マクタン)空港⇒プエルトプリンセサ空港
セブからからプエルトプリンセサ空港までは、フィリピン航空、セブパシフィック、エアアジアを利用できます。
航空券は高くなりますが、ターミナルが2つしかありませんので乗り換えも2時間で可能です。

バラワン州都のエルニドへ行く場合

パラワン島にある最大の街「プエルトプリンセサ」には“プエルト・プリンセサ空港”があります。
マニラやセブ島から直行便を利用し、プエルト・プリンセサ空港へ向かいます。(フィリピン航空・セブパシフィック・エアアジアが運航しています。)

プエルト・プリンセサ空港からエルニドまではバスを利用します。
エルニドまでは車で6時間かかります。
比較的安く行くことができますが、時間を短縮したい方はマニラ・セブ島よりエルニド行きの直行便を利用しましょう。

マニラ空港・セブ空港からのエルニド直行便を使う

エルニドの最寄り空港は“エルニド空港”です。
マニラやセブ島から目的地のエルニド空港まで直行便で約1時間15分。フィリピンの国内線を運行している航空会社「エアスイフト(Air SWIFT)航空」を利用します。
直行便は2015年から就航され、とても便利になりました。

日本からマニラ経由でエルニドに行く際はマニラ空港でターミナル移動(ターミナル4へ)が必要になります。乗換時間には十分に余裕を持って計画を立てましょう。

シャトルバンを使う

通常プエルトプリンセサからはエルニド行きのシャトルバンで行く方法が一般的です。1人700ペソと低価格なのが理由です。
移動時間は約6時間ですが、出発予定時間を30分過ぎることは普通で、1時間くらい過ぎても出発しないことも珍しくありません。
さらに車内は冷房が効き過ぎて寒いこともありますので一枚羽織るものか、ブランケットを持参すると便利です。
途中1回の食事休憩と1回のトイレ休憩があります。

バスで移動する

シャトルバン以外の移動手段はバスで、最も安く済む方法です。
プエルトプリンセサから空港からバスターミナルまでトライシクルやモルティキャブで約15分。
費用は350~550ペソとバスの種類によって異なります。(エアコン付きバス、ノンエアコンバスなど)
エルニドに行く途中も道路で待っている乗客を見つけるとその都度停車しますので、時間は7~8時間かかります。

パラワン島の交通事情

主な移動手段はトライシクルです。タクシーはほとんどありません。
地元の人が利用しているトライシクルは他の地域でもメジャーな屋根や装飾がなく、籠のようなサイドカーがついたシンプルなものですが、パラワン島の観光客向けのトライシクルは屋根付きで前から見ると自動車のように見えるつくりになっています。

トライシクルはタクシーのようにメータはありません。運賃がハッキリしていないので、目的地に到着してからいくらか聞くのではなく、トゥクトゥクに乗る前に運賃を聞いた方が良いです。
観光地で人気のエルニドのトライシクルは高いです。値段交渉をしてみましょう。
ただし、エルニドでは一部定額になっており、エルニド空港⇔エルニドタウンは300ペソです。変動があるようなので料金が記載されている看板を確認しましょう。

パラワン島の治安について

フィリピンの中でも比較的パラワン島はのんびりした地域で、同じフィリピンでもマニラやセブ、また他の多くの地域に比べると治安はかなり良いです。
観光客が事件に巻き込まれることは少ないですが、ビーチにおけるスリ、置き引き等の軽犯罪はたびたび発生します。荷物や貴重品からは目を離さないようにしましょう。
また、パラワン島南部では山間部を中心にイスラム系過激集団が活動しており、なるべく近づかないようにしましょう。
常識の範囲内で行動していれば、フィリピンの他の地域より安心で安全な旅行が出来ます。

まとめ

パラワン島はラグーンや洞窟などの自然がそのまま残っており、とても神秘的で有名です。既に欧米では人気の観光地として知られており、ダイビング目的の観光客も多く訪れています。また、フィリピン人にとっても一度は旅行してみたいという憧れの島でもあります。

世界各国から旅行客が訪れるため、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア等たくさんの人と出会います。アクティビティに参加すると、様々な国の人と同じボートに乗りほぼ1日一緒に過ごすので、英語でコミュニケーションがとれることで旅の楽しさが何倍にもなります。
日本ではまだそこまで有名ではありませんが、マニラから約1時間のフライトで到着し、島には宿泊設備が完備されていますので機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。

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