フィリピン留学コラム

フィリピンはどんな気候?月別の特徴をご紹介

赤道直下のフィリピンにも年間を通して気候の変化はあります。
季節は乾季、雨季、暑季の3つに分かれ、乾季と雨季の時期は地域よって異なります。
普段の平均最高気温は30℃、最低気温は23℃で、地域による気温の違いは一部の高地以外はあまりなく、1年中日本の夏の服装で過ごせますが、乗り物や建物の中は冷房が効きすぎていることがあるので、薄手の上着があるといいでしょう。
また、雨季や台風シーズンの7〜9月は激しいスコールに見舞われます。

月別の気候の特徴

1月

フィリピンの首都マニラでは一番涼しい時期になります。湿度も低く、快適に過ごすことができます。
乾季で雨もほとんど降らないため、観光のベストシーズンです。
最低気温は1年の中で比較的涼しい時期になり、15℃~25℃前後です。緯度が15℃以上南北に長いフィリピンは標高が高い山々も多く、地域によって気温差があります。フィリピンの首都マニラでは一番涼しい時期になります。湿度も低く、快適に過ごすことができます。

乾季で雨もほとんど降らないため、観光のベストシーズンです。
最低気温は1年の中で比較的涼しい時期になり、15℃~25℃前後です。緯度が15℃以上南北に長いフィリピンは標高が高い山々も多く、地域によって気温差があります。

2月

湿度が低く、比較的快適に過ごすことができます。
雨もほとんど降りません。
最低気温は1年の中で比較的涼しい時期になり、25℃前後です。標高が高い山々や、ルソン北部のバギオでは首都マニラより10℃近く気温が下がり、15℃前後になる日もあります。特に朝晩はかなり冷え込む傾向です。

3月

1~2月と同様に乾季の名残で快適に過ごすことができる日もありますが、更に降水量は少なくなり、気温も上昇します。
3月からはほぼ毎日が快晴で気温も高く、一年の中で最も降水量が少ない時期で、海も穏やかで最高のシーズンとなります。
また、この時期はフィリピンの学生などが3月中旬から夏休みに入るので、海などのリゾート地や各観光スポットでは混雑していることもあります。

4月

4月も特に暑いですが、それでもカラッとした晴れ方なので体感温度的には日本の夏の方が暑いと感じる人が多いです。日差しさえ避ければ過ごしやすく感じます。
晴天率が高く海が穏やかなのでマリンアクティビティにもってこいの時期です。
乾季であってもまったく雨が降らないというわけではありません。

5月

本格的な“夏”になります(“Summer”と呼ばれています)。
最高気温は33℃前後まで上がり、1番涼しい時でも30℃くらいあります。
標高が高い所に位置するバギオは5月が1年の中で最も暑いと言われていますが、それでも平均最高気温が24℃、最低気温が16℃なので他の地域に比べて過ごしやすいです。

6月

6月に入ってくると、厚さが和らぎ雨季の兆しが見られます。
特に夜の時間帯や雨が降った後は肌寒く感じることもよくあります。
また、湿度が少しずつ高くなってきます。
大気が不安定となり、夕方になると大きな雷の音と共に短時間の雨があります。雨傘の準備が必要になってくる時期です。

7月

曇っている時間が長くなってきます。湿度が高く、蒸し暑さを感じます。
本格的な雨季により、雨の日が多く、長時間降り続くこともあります。
ただ、地域によってはただ雨季といっても、一日のどこかでスコールが降り、その他の時間帯は晴れているか曇っているケースが多いです。

8月

雨が降り続く日が多くなります。地域によりますが、日本の梅雨のように一日雨が降っているジメジメしたイメージではありません。
台風を伴う洪水も各地で起きやすいです。
また、デング熱への感染も多数報告されるのがこの時期です。蚊にさされないよう自己防衛が必要です。

9月

最も台風が多い時期です。
地域によっては道路の整備がされておらず水捌けが悪い為にひざ上くらいまでの水が溜まり、身動きが取れないことがあります。
基本的にマニラのルソン島中心に台風が発生するため、その他の地域では強めの雨と強風が吹く程度で大きな影響がないことが大半です。

10月

10月はまだ雨季なのでフィリピン各地で雨が多くなります。長く降り続く日もあります。
また、9月と同じく10月も台風が多い時期です。
特に注意すべきなのが、北部にあるマニラやルソン島です。対して南部のダバオやミンダナオ島は台風の影響も少なく、年間を通して気温・降水量が安定しています。

11月

雨季から乾季への移り変わりの時期のため、下旬には雨も少なくなります。過ごしやすい季節になるころです。
フィリピン北部の山間部を除いて、夏の時期と同じくらいの暑さです。
日焼け対策や水分補給をしっかりと行なうとともに、ショッピングモールなどでは冷房の効きが強いため軽く羽織れる長袖のシャツがあると便利です。

12月

雨季の終わりから乾季の初めにまとまって雨が降る傾向ですが、後半は雨も少なく、本格的な乾季です。
スコールのような大雨に振られる心配は少ないですが、多くの都市では暑い時期が続きます。しかし、湿度が低いため過ごしやすい時期です。肌寒く感じる気温の場合もあるので、羽織るものを用意しておきましょう。

主要エリアの気候の特徴

ルソン島の気候

南北に細長く延びるルソン島は地域によって気候が多少異なります。
北部広がる山岳地帯の町バギオは標高1,500mに位置し、年間平均気温は19℃と涼しいのが特徴です。
ルソン島の中央部にある首都マニラは、乾季と雨季がはっきり分かれているのが特徴で、乾季の1〜4月は、ほとんど雨は降りません。

しかし、マニラは毎年台風が通過する地域で、雨季の6〜10月は大量の雨が降ります。

ビサヤ諸島・セブ島の気候

ビサヤ諸島の中央に位置するセブ島は、はっきりとした乾季と雨季はなく、年間を通じて雨は少ないです。特に雨の少ないシーズンは1月~5月となります。
6月~12月も時々30分くらの短時間のスコールが起こる程度で、それ以外の時間帯は、ほとんど晴天に恵まれています。
また台風の被害も少ない地域です。

ミンダナオ島の気候

ミンダナオ島はフィリピンで2番目に大きい島です。はっきりとした乾季と雨季はなく、年間を通して降雨量や気温、天気や湿度などの変化が殆どありません。
また、台風も滅多に上陸しないので過ごしやすいです。
中心都市ダバオの気温は年間を通して約20℃~32℃の間で、この様な気候の為に農業生産に向いている地域となっています。

パナイ島の気候

パナイ島にははっきりとした乾季と雨季があります。
中心都市イロイロの1カ月の降水量は雨季の6月〜10月は250〜350ミリ、乾季の12月〜4月は20〜60ミリです。
年間の平均最高気温は30℃前後で、特に暑いと言われる乾季終盤(4月頃)には、最高で33℃を超えることもあります。

パラワン島の気候

パラワン島の中心地でもある州都プエルト・プリンセサ市は乾季と雨季に分けられます。乾季は11月~4月、雨季は5月~10月とされています。最も気温が高くなる月は3~5月です。
雨季以外の月も天気の良い日は多いです。日本の梅雨のような日も稀にありますが、1日中雨が降る日は少ないです。
また、季節に関係なく南国特有のスコールもありますが降り続くことは少ないです。

まとめ

フィリピンは熱帯雨林気候の南国なので、日本のように春夏秋冬の四季はありません。ベストシーズンも、その地域によって少しずつ変わってきます。
フィリピンの雨季や台風の季節には傘が壊れる程の豪雨やスコールに何度も見舞われ、インフラがあまり整備されていない場所では河が氾濫して道路が洪水になったり、交通機関が麻痺してしまう事が度々あります。
日本とは気温も気候もことなるので、留学中の体調管理には気をつけましょう。

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