フィリピン留学コラム

ケソンシティ観光で外せないスポット・グルメとは

ケソンシティはとにかく広く、都会的なところもあれば、穏やかで自然豊かな地域もあります。外国人が多くいるオフィス街のマカティ等とは異なり、主に居住地域として位置づけられています。一般庶民だけでなく、政治家などの上流階級も多く住んでおり、比較的治安が良い地域もあります。
ショッピングモールや飲食店も多くあり、十分に楽しめる街です。

ケソンシティの特徴

フィリピンのメトロ・マニラ内の都市でメトロ・マニラの1/4の面積を占める最も大きい市です。ケソンとはアメリカ統治下の自治政府フィリピン・コモンウェルスの初代大統領マヌエル・ケソンから名付けられました。
1948年には正式に首都に定められ、マニラから政府機関が移転を開始いたしましたが移転はあまりにも進まず、1975年にマニラ、ケソンシティを含むマニラ首都圏(メトロ・マニラ)が誕生し、1976年に首都はマニラに戻されました。

市の中央には円形の緑地がありケソン記念碑がそびえ、それを囲んで環状に官庁が集まっている。
市内はいくつかの地域に分けられていますが、住宅開発で主に中級住宅街が広がりました。また、学園移転が進み国立フィリピン大学やアテネオ・デ・マニラ大学もケソン市にあります。病院、研究所、造幣局などの公共機関も多く、政治中核都市でもあり学園都市でもあるのです。

ケソンシティの魅力

ケソンシティは商店・住宅街が密集するダウンタウンと政府関係機関をはじめ、数多くの医療施設や学校などがある文教都市としての特徴があります。

ケソンシティ自体メトロ・マニラの中では新しくできた市でもあり、広大な面積を計画的に整備されているため、交通渋滞も少なく比較的治安も良い為、マニラの中でも住みやすいと言われています。
教会、美術館、観光スポットも多数あり楽しめ、また、緑あふれる公園など自然が多く、地元の人たちがのんびりと過ごしている印象があります。

おすすめの観光スポット

フィリピン大学

1908年に設置されたフィリピンの国立大学です。
フィリピン大学は国内各地にキャンパスがありますが、その中で一番大きなキャンパスを持つのがケソンにあるディリマン校です。

とても広いキャンパス内には道路があり、敷地内を移動するのにジプニーを使用します。
キャンパス内には寮があり沢山の学生が生活していることから、ショッピングセンター、レストラン、病院まであります。

ケソンメモリアルサークル

初代大統領のマニュエル・ケソンを記念して建てられたモニュメント(記念塔)がある大きな公園です。
中の展望台からはケソンシティの街並みを眺めることができます。
蚤の市や露店が建ち並び、トイレや駐車場もきれいに整備されているため観光地としても有名なスポットです。

ニノイ・アキノ公園

ケソン・メモリアル・サークル隣接する緑がたっぷりで地元の人たちがのんびりと過ごしているかなり大きな公園です。
園内には野生動物救済センターがあり、フィリピンワシなどの珍しい鳥、青いお尻が特徴のベルベットモンキーなどの珍しい動物を見ることができます。
また、ニノイ・アキノの銅像があります。

おすすめのグルメ

イタリアン、スパニッシュ、中華、韓国料理、そして日本料理店もフィリピンでは大人気ですが、せっかくなのでフィリピン料理を堪能しましょう。
オススメは「クリスピーパタ」です。

フィリピンでは豚料理が多く、レチョン以外で人気なのがクリスピー・パタです。豚足をカリッと揚げたフィリピン料理で、しょうゆやお酢をお好みで付けて食べます。
皮はパリパリ、中はジューシーで柔らかな食感で大人気です。
そんなクリスピー・パタを食べられるレストランがいくつかあるので是非試してみてください。

ケソンシティへの行き方

日本からは飛行機でマニラへ向かいます。
ケソンシティの一部には鉄道が通っていますが、残念ながらマニラのニノイ・アキノ空港には鉄道の駅がありません。
なので、ケソンシティへはタクシーかバスで移動するようになります。
ニノイ・アキノ空港からは渋滞がなければ車で約1時間前後(ケソンシティはとても広いので場所によって差があります)ですが、マニラは渋滞が酷いことで有名ですので時間は多く見ておきましょう。

1 : 日本からの直行便でマニラ国際空港へ

日本各地よりマニラ行きの直行便が利用可能です。

北海道(千歳)からは約5時間

  • フィリピン航空

東京(成田)からは約5時間

  • 日本航空、全日空、フィリピン航空、セブパシフィック、デルタ航空、ジェットスター等

東京(羽田)からは約4時間半

  • 日本航空、全日空、フィリピン航空

大阪(関空)からは約4時間半

  • フィリピン航空、セブパシフィック、ジェットスター等

愛知(中部)からは約4時間半

  • フィリピン航空、セブパシフィック、デルタ航空、ジェットスター

福岡からは約4時間

  • フィリピン航空、セブパシフィック

2 : タクシー・バス・ジプシーで移動

空港からケソンまではタクシーを利用するのが一般的です。
行き先に応じてあらかじめ運賃が決められているクーポンタクシーではケソンシティまで670ペソ~。ケソンシティの奥の方だと1,000ペソ近くかかります。

空港からケソンシティへのバスは残念ながらありませんが、メトロ・マニラ内では循環バスがあり、 マニラ~ダウンタウン~ケソン~クバオ~マカテイ~パサイを循環しています。

ケソンシティの交通事情

マニラでは渋滞が深刻な問題となっており、また、ガソリンエンジンを備えたトライシクルの排気ガスが大気汚染の大きな原因の一つとなっていますが、ケソンシティはメトロ・マニラの中でも比較的新しく開発されたエリアなため交通面の整備もしっかりされています。他の都市とは異なり、ジプニーやバスなどの交通量も少ないので交通渋滞が少ないのも魅力の一つです。

また、ケソン市のクバオは多くの長距離バスが発着する所になっていることや、アヤラ駅を通るMR3やマニラ東西を結んでいるMRT-2の鉄道が2線通っており、交通の利便性がとても優れています。鉄道を利用すれば渋滞に巻き込まれることがないので移動に手間がかかりません。

ケソンシティの治安について

ケソンシティは広い為、エリアによって安全度の高い所と低い所の差が大きくなっています。
アテネオ大学周辺は、政治や学園など高い安全性が求められるエリアなため、その周辺はとても安全な事で有名で、中流層から富裕層までの多くの人々が住んでいて犯罪率が低いです。

比較的治安が良いと言っても一部の場所では治安が良くない場所もあります。露天商が集まった地元向けの市場のような場所ではスリの被害が多く報告されており、あまりオススメしません。ぱっと見で旅行者や日本人だとわかると狙われやすくなります。このような場所では特に、高価なものを身に付けたりせず、スマートフォンやカメラなど鞄から出さないよう気を付けましょう。

まとめ

ケソンシティはメトロ・マニラの1/4の面積を占め、マニラ市と並んで政治、経済、文化の中心地となっていますが、都会的な部分と素朴な部分を持ち合わせています。
ケソンには大学などの教育機関が多く、フィリピン大学ディリマン校やアテネオ・デ・マニラ大学、デ・ラサール大学など名門校がたくさんあります。

主に居住地域として位置づけられており、一般市民のほか政治家などの富裕層が多く住んでいるのも特徴で、中流階級から上流階級の人々が多いことから、治安も比較的良い都市となっています。
治安の良さ、都会的な町並み、緑あふれる場所、交通の良さなど、それぞれのニーズに対応できるのがケソンシティの魅力です。

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